クマさんの日記

研究のこと、科学のこと、思ったことをメモ帳代わりに殴り書きするだけのブログです。

アバウトにすることで見える世界がある。

 言われているうちが華だと分かっていても言われるのはやっぱりつらく思ってしまう僕です。でも本当にありがたいと思っているのは事実です。刺さりますけど。

 

 さて、今回は…何を話しましょう笑
 適当に書くだけならなんでもいいんですけど、真剣に書くとなるとやはり難しいものがありまして。毎日改善を心がけると、それだけで壁を感じますね。

 
 今回は思考力について簡単にお話しできたらなと思います。

 

 ビジネスではもちろんですが、研究では不可欠なものとなっている、にもかかわらず自分はその部分も不足していることを指摘されました。

 

 問題解決能力は知識の豊かさだけでは十分ではなく、そこに思考力、いわば知識を活用する能力が必要です。まぁ僕はそもそも知識も不足しているので笑えもしませんが。

 

 ふたつそろって相乗効果を発揮するのはわかってるんだけどどうして周りみたいにアイデアとかでないのか。

 

 ビジネスでしたら売上低下の問題やクレーム対応、退職率の増加等、様々な問題があり、そこに何の原因があるのかを突き止め、どうすれば改善策を編み出せるのかという感じでしょうか(学生がなんか言ってますが)。

 

 根本的な思考は同じだと思いますが、研究の場合ですと専門知識の色が強い感じはします。合成系では特にそうで、いかに反応の種類を知っているか、分子の電子的なふるまい(ルール)から高分子の性質をいかに理解しているか。そのうえで分子を設計して、実現可能な合成経路を考えたり、生じるであろう副反応も考慮しなければなりません。 

 こう偉そうに言ってますが、そういったアイデアを自分ではなく先生方や博士研究員、先輩がポンポン出しているので、議論しても半ば置いてけぼりになったりします。それがたまらなく悔しい。

 後で調べたり論文を読んでもスッと理解できないことに焦りといら立ちさえ覚えます。あれ、何の話でしたっけ。

 

 話を戻し、たいていの問題解決は具体化と抽象化の往復にあるといわれています。それについてまだ勉強中ではありますが、具体的な問題を抽象化に落とし込む(原因の追究)ことは非常に重要とされていまして、そうすることで根本的なものを見つけることができます。俯瞰する力ともいえますね。

 

 ただ一朝一夕で身につくものではないので、要約する力や区分け、区別、比較、そしてなぜを繰り返すことを日々習慣化すればおのずと抽象化する力を身に着けることができるのかなと思ったりします。

 

 あと、美術鑑賞もその訓練にはうってつけです。抽象画を言葉で説明したり、絵画から感じ取れること、メッセージ性、そこから聞こえてくる音や見えてくる色、香り、物語等、想像して明文化することも、鑑賞を楽しむ一環だと僕は思います。

 

 なんだか抽象的な話となりましたが、夜も更けてきましたので今回はこれで終わります。明日も早いなぁ。

 

 それでは。